申氏は26日、フェイスブックで「福島原発汚染水の放流により、果たして私たちに被害を及ぼすのかについて議論が行われている」とし、このように明らかにした。
申氏は「その汚染水が現実的に私たちに何の危害も加えないという科学的根拠を添えた説明にもびくともせず、多くの人が絶対容認できないと言っている」とし、「日本に行ってその問題を調べてきた視察団が、たとえ危険性がないと報告しても無駄だろう」と述べた。
そして「結局、これは政治の問題」とし、「数多くの議題を巡り、今国民が両側に分かれて互いが互いを呪い合う極端な政治闘争の一部分」と分析した。
申氏は「文政権の5年間、一様な分裂政策が直接的原因を提供したのは事実だ」とし、「しかし、もう少し大きく見れば、解放後多くの生命が消えた凄絶な左右の対立から、私たちは今この収拾の兆しを見せない国論分裂の原型を見出せる」と述べた。
それと共に「その時、敗北者と烙印を押され歴史の舞台から外された人々の子孫たちが、今粘り強く名誉の回復を図っている」とし、「彼らの目にはイ・スンマン元大統領が『内乱の首魁』程度にしか見えないだろう」と付け加えた。
一方、福島第1原子力発電所の処理水放流過程を点検した政府視察団が、6日間の視察日程を終えて26日帰国した。
視察団長のユ・グクヒ原子力安全委員長は同日午後、仁川国際空港で記者団に対し、「視察内容について、できるだけ早いうちにまとめて説明する」と述べた。
韓国経済新聞は27日付の社説で、福島原発の処理水問題で恐怖をあおる野党に対し、「野党は無条件に信じられないとし、存在しない怪談レベルの話を無差別に広めている。汚染水の放流はIAEAの検証結果と韓国視察団の点検結果を見て話すのが順序だ。狂牛病事態、THAAD怪談などをすでに経験しているのに、また騙されると思ったら誤算だ。国民を馬鹿にするのか」と批判した。
京郷新聞は26日付の社説で反対意見として「国民の力は査察団が出発する前に汚染水の放流を巡る合理的な憂慮を怪談と非難した。政府・与党のこのような態度が視察団の調査結果発表にも影響を及ぼすのではないかと憂慮される」と指摘した。
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