北朝鮮、米韓「火力撃滅訓練」を猛非難…「火遊び騒ぎ・侵略戦争の試演会」(画像提供:wowkorea)
北朝鮮、米韓「火力撃滅訓練」を猛非難…「火遊び騒ぎ・侵略戦争の試演会」(画像提供:wowkorea)
北朝鮮が最近始まった米韓「連合・合同火力撃滅訓練」を猛非難した。

北朝鮮メディア「朝鮮中央通信」は29日、労働党機関紙「労働新聞」に掲載した「核戦争の導火線についに火を付けようとする危険極まりない軍事的企図」という論評で、今回の訓練について、「忍耐を発揮し見守ってだけいても、休む暇もなく、むしろさらに慌ただしく猛威を奮う米国と南朝鮮(韓国)の火遊び騒ぎは情勢の激化のもう1つの危険な敷居を越えた」と主張した。

韓国軍と駐韓米軍はことし米韓同盟70周年を迎え、今月25日から来月15日まで計5回にわたり先端装備などを動員した連合・合同火力撃滅訓練を実施する。25日の初訓練には米韓両国軍の71部隊から将兵約2500人と戦車・装甲車・戦闘機・無人機などの装備610機が動員された。

これについて通信は、「今回の訓練は名称のとおり非常に危険極まりない火遊び騒ぎ」とし、「単純な軍部隊の日常的な演習ではなく、その目的が非常に不純で脅威的な実働訓練であり、侵略戦争の試演会だ。わが共和国(北朝鮮)を相手に武力を使用しようとする危険な発想」と声を高めた。

通信はまた、「誰かがすれば『深刻な脅威』で、誰かがすれば『堅固な安保』になるというのが安保不安、被害意識、強迫観念に追われる米国が感じる不安定な心理」とし、「敵が今回の連合訓練と並行し核戦争の様相が濃い、また別の軍事的行動を展開している」と指摘した。

通信は、「この時間にも傀儡(かいらい、韓国のこと)地域上空では米第7空軍と傀儡空軍の連合空中訓練が狂乱的に敢行されており、30日からはチェジュ(済州)島付近の海上で日本をはじめとした追従勢力と合同で『連合海上遮断訓練』が企図されている」とし、「今回の訓練がわれわれに反対する全面的な武力侵攻につながらないという担保はどこにもない」とも言及した。
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