100歳の父が90代認知症の母を暴行...息子が父を殴って死亡させる=韓国(画像提供:wowkorea)
100歳の父が90代認知症の母を暴行...息子が父を殴って死亡させる=韓国(画像提供:wowkorea)
認知症の90代の老母を暴行する100歳の父親を殴って死亡させた50代の息子が実刑を言い渡された。

韓国ソウル高裁チュンチョン(春川)裁判部は29日、尊属傷害致死の容疑で起訴されたA被告(58)が出した控訴を棄却し、原審と同じ懲役3年を宣告した。

A被告は2021年3月16日未明、自宅で父親のB氏(100)が母親のC氏(94)の首を絞めるなど暴行する姿を目撃した。瞬間的に怒ったA被告は、B氏の顔を数回にわたって殴り、頭がい骨の損傷と脳出血などによって死亡させた疑いで起訴された。

A被告は第一審の裁判過程で「暴行を止める過程で肘で顔の部分を押しただけで、B氏がベッドの角に頭をぶつけて死亡した」と主張した。

しかし、裁判所は▲B氏の目の部位を中心に広くあざが観察された点▲頭の内側から広範囲にわたって出血が観察された点などをもとにA被告に懲役3年を宣告して法廷拘束した。

A被告は第一審の判決を不服として控訴し、控訴審でも同じ主張を展開したが、控訴審裁判所もこれを受け入れなかった。

控訴審裁判所は「多少偶発的に事件犯行に至ったと見られる点と、相当期間住居地で両親と共に暮らしながら、両親を世話したとみられる点などを参酌(さんしゃく)した原審の量刑判断が裁量の合理的な限界を抜け出したとは評価し難い」と棄却理由について説明した。
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