北朝鮮高官「軍事偵察衛星、6月に発射…重大な使命」(画像提供:wowkorea)
北朝鮮高官「軍事偵察衛星、6月に発射…重大な使命」(画像提供:wowkorea)
北朝鮮が来月、軍事偵察衛星を発射すると発表した。北朝鮮が5大国防化課題である軍事偵察衛星の発射時期を明かしたのは初めて。

 リ・ビョンチョル(李炳哲)朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長は30日、北朝鮮官営メディア「朝鮮中央通信」を通じて「6月にまもなく発射する予定のわれわれの軍事偵察衛星1号機と新たに試験する予定の多様な偵察手段は、日増しに無謀な侵略野心を露骨的に表わしている米国とその追従武力の危険な軍事行動をリアルタイムで追跡、監視、判別し、事前抑制および備え、共和国(北朝鮮)武力の軍事的準備態勢を強化する上で不可欠だ」と述べた。

 李副委員長は「米国と南朝鮮(韓国)の無分別な軍事的しゅん動が招いた現情勢の下で、われわれは偵察情報手段の拡大と多様な防御および攻撃型兵器の更新の必要性を絶えず感じており、その発展計画を実行していくタイムテーブルを持っている」と主張した。

 続けて「われわれは現在直面した脅威と今後予想される脅威を全面的に考察し、包括的かつ実用的な戦争抑止力強化活動をより徹底した実践へと行動に移していく」と強調した。

 李副委員長は「ことし4月末、米国と南朝鮮がわが国に対する核兵器使用計画を書面化した『ワシントン宣言』というものを発表したことで、約40年ぶりに初めて米海軍戦略原子力潜水艦がまもなく南朝鮮地域に展開されることになる」と指摘した。先月の米韓首脳会談で合意した「ワシントン宣言」によって、米国は戦略原子力潜水艦(SSBN)などを朝鮮半島に常時配備する計画だ。

 李副委員長は「朝鮮民主主義人民共和国武力は、国家の自主権と安全を信頼できる守護するための自分の重大な使命を責任的に遂行する」と付け加えた。

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