左からEXOのチェン、ベクヒョン、シウミン(SMエンタテインメント提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
左からEXOのチェン、ベクヒョン、シウミン(SMエンタテインメント提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の男性グループ、EXO(エクソ)のメンバーのベクヒョン、シウミン、チェンが4日、専属契約の解除を巡り対立している所属事務所のSMエンタテインメントを取引上の地位乱用の疑いで公正取引委員会に提訴した。3人の代理人弁護士が5日、伝えた。一方のSM側は、専属契約の解除には応じられないとの姿勢を改めて示した。 3人は、SMの契約条件のうち▼デビュー前に結んだ専属契約の契約期間の起算日をデビュー日としていること▼同業他社と比べて契約期間が長いこと▼海外進出などを理由にした契約期間の上乗せ――などを問題視した。公取委が2007年と11年にSMにこれら条項の是正を命じたにもかかわらず、同社では不公正な契約行為が公然と行われており、問題になった条件を自身らにそのまま適用したと主張している。ベクヒョンは主張の根拠として自身の契約書の一部も公開した。 3人は「(契約書では)定められた最低枚数のアルバムをリリースできない場合、これを履行するまで契約期間が自動延長される。期間の上限もない」とし、「これは明らかな奴隷契約だ」と訴えた。 3人の弁護士は「公取委にSMの違反行為を厳正に調査し、速やかな是正措置を取るよう要求した。SM所属アーティストの専属契約に対する全数調査も要請した」と説明している。 一方のSM側は5日に報道資料を出し、3人が要求していた精算の内訳を記した資料のコピーを提供する姿勢を示した。ただ、3人が求めた専属契約の解除は受け入れられないとしている。 同社は「根拠が不足した一方的な通告のみで契約が解除されるものではないということを明確にしたい」とし、「当社が大切に思うアーティスト3人とは引き続き最善を尽くして協議する。ファンが期待するEXOの活動に支障が出ないよう努める」と伝えた。
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