10日、韓国の法曹関係者によると、検察は最近水原地裁で開かれた共犯のA氏とB氏の公判で、それぞれ懲役8年と懲役7年を求刑した。判決は23日に下される。
分譲代行業者のA氏とB氏は、2020から2021年まで、京畿道九里市内にある新築オフィステル(ワンルームマンション)150軒あまりの分譲代行を引き受けた。当時、チョンセ住宅を探していた賃借人たちを「ヴィラの神」と呼ばれたチェ某氏一味に紹介し、24人からチョンセ保証金55億ウォン相当を横取りした疑いが持たれている。紹介料として1件あたり1000万ウォンから2000万ウォンのリベートを受け取ったことが分かっている。
この事件の主犯格であるチェ氏ら3人は、賃借人が支払ったチョンセ保証金で該当住宅の購入契約を同時に進め、お金を一銭もかけずに住宅の所有権を取得する、俗称「無資本ギャップ(住宅売買価とチョンセ価の差額)投資」で詐欺を働いてきた。
3人がこのような手口で保有した住宅は全国にそれぞれ約1200軒、約900軒、約300軒あるという。
チェ氏らと契約を結んだ賃借人はチョンセ契約の満期になったにもかかわらず、保証金を返してもらえなかった。
チェ氏ら3人は、4月に31人から70億ウォン余りのチョンセ保証金をだまし取った疑いで1審懲役5~8年を宣告され、控訴している。
検察や警察などの捜査当局は、チェ氏らから詐欺にあったチョンセ被害者がさらにいるものと見て、追加の捜査を進めている。
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