14日、米国の声(VOA)報道によると、国際反核団体「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」は最近、「2022全世界の核兵器支出」報告書を通じて、北朝鮮が昨年の核兵器開発に5億8900万ドル(約825億円)を支出したと推算した。
彼らは米国科学者連盟(FAS)を引用して「北朝鮮が約30個の核兵器を保有していると推定される」とし「北朝鮮が、地上と潜水艦で発射できる核弾頭搭載ミサイルを開発している」と説明した。
国際的な反核運動で2017年、ノーベル平和賞を受賞したICANの「核武装国家」9か国の核兵器支出推定値を公開報告書と資料を基に推算し公開している。国防支出に対する公開情報がほとんどない北朝鮮の場合、韓国銀行と民間研究所などの資料を活用した。
北朝鮮の昨年の核兵器支出費用は、北朝鮮が年間国民総所得(GNI)の3分の1を国防費として支出し、このうち6%を核兵器プログラムに使用したと計算したものだ。ICANはこれに先立ち、2021年には核兵器開発に6億4200万ドルを支出したとしていた。
一方、ことしで4回目に発表された同報告書は昨年、9か国の核武装国家が核兵器に829億ドルを支出したと説明した。報告書は、核兵器関連支出は着実に増加してきたが、国際安保環境はむしろさらに悪化していると強調した。
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