警察、「梨泰院事故の犠牲者名簿公開」メディア関係者を召喚

韓国警察がイテウォン（梨泰院）事故の犠牲者名簿を公開し、告発されたメディア「市民言論ミンドゥルレ（たんぽぽ）」の編集者を呼んで調査した。

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　ソウル警察庁反腐敗・公共犯罪捜査隊は14日午前から、個人情報保護法違反などの疑いで「市民言論ミンドゥルレ」のキム・ホギョン編集理事を被疑者として呼んで調査中だ。来る15日には同じ容疑をもたれているオンラインメディア「市民言論ザ・探査」のチェ・ヨンミン共同代表を召還する計画だ。

　「市民言論ミンドゥルレ」は昨年11月14日、梨泰院事故で亡くなった158人のうち155人の名前を遺族の同意なく公開し、物議をかもした。その後、イ・ジョンベ「国民の力」ソウル市議員をはじめとする各種市民団体の刑事告発が続き、警察が捜査に着手した。

　「市民言論ミンドゥルレ」側は海外メディアなどでも梨泰院事故の犠牲者の事情や写真を実名で報道しているとし、このような行為に問題がないと主張した。しかし、批判の世論が高まると、非公開を要求する遺族に限り、名簿を一部削除した。

　ことし1月、ソウル市庁とマポ（麻浦）区に位置する「市民言論ミンドゥルレ」事務所を家宅捜索した警察は事故当時、収拾に関与したソウル市などの公務員が業務と関係なく彼らに名簿を渡した可能性も排除せず、流出経路を追跡中だ。