韓国電子通信研究院(ETRI)は30日、時速120キロメートルの高速移動でも30Mbpsの速さでさまざまな情報を伝送できる次世代移動通信システム、3GPP LTE(Long Term Evolution)をサムスン電子、KTFと共同開発し、デモに成功したと明らかにした。
 これは第3世代(3G)移動通信方式のWCDMA(広帯域符号分割多元接続)よりも大幅に進展した技術で、高速移動中でもマルチメディアサービスが可能だ。第4世代技術に近く、第3.9世代技術と評価される。時速3キロメートルの低速移動ならば100Mbps以上の伝送速度となる。第3.5世代移動通信方式のHSDPA(高速パケット伝送技術)と比べると、データ伝送率は7倍以上だ。第4世代技術の基幹技術で、欧州などの技術先進国に半年以上先駆けたことでも意味は大きい。

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 実生活では室内と屋外のどこでもインターネットやウェブサービス、映像サービス、放送サービスなどを自由に利用できるようになり、携帯電話端末や携帯情報端末(PDA)などでも高画質HD級の大容量の高速コンテンツサービスが可能になる道が開かれた。

 ETRIは、2010年には韓国がLTE端末市場で3割以上のシェアを獲得し、2014年以降は約13兆ウォンの生産、6.7兆ウォンの付加価値、6万8000人余りの雇用誘発効果があると予測している。

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