コアビスがメタバースファクトリーを構築、次世代自動車用の部品生産をデジタル化=韓国(画像提供:wowkorea)
コアビスがメタバースファクトリーを構築、次世代自動車用の部品生産をデジタル化=韓国(画像提供:wowkorea)
自動車用電動ポンプを製造する「コアビス(Coavis)」は「2023年メタバースファクトリー構築支援事業」の対象事業者に選出されたと発表した。

コアビスが構築するメタバースファクトリーは、仮想空間に現実のスマート工場をそのまま構築する技術を適用するものだ。現場とリアルタイムで連動し、仮想現実(VR)やクロスリアリティ(XR)で、製品の状況確認や設備の制御ができる。人工知能(AI)技術を適用し、最適な工程を割り出して実際の生産工程に適用することもできる。とくにメタバース上で、実際の現場とほぼ同一のシミュレーションが可能となっている。

同社は電気自動車(EV)用部品の増設ラインを対象にメタバースファクトリーを構築し、高度化された技術を試演する予定だ。増設ラインは年産量167万台を目標としている。

コアビスはメタバースファクトリーの構築で、世界市場への対応および他社との協業を強化していく方針だ。現在生産しているウォーターポンプは起亜自動車のEV「EV9」に供給しているが、無人の生産システムを構築することで、今後は米完成車大手のゼネラルモーターズ(GM)やテスラからの受注にも積極的に対応していくとしている。

今回の事業は2023年10月まで初期段階の技術を構築し、統合テストを経て安定化させ、最適なメタバースファクトリーのプラットフォームを運用していく計画だ。



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