ICAOの旗(フェイスブックより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
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【ソウル聯合ニュース】国連専門機関の国際民間航空機関(ICAO)はカナダ・モントリオールで19日(現地時間)に開催した理事会で、国際民間航空条約(シカゴ条約)などの国際ルールに違反したとして北朝鮮のミサイル発射を非難する決定を全会一致で採択した。韓国外交部は22日、「ICAO理事会の決定は、国際民間航空の安全を脅かす北の国際規範違反行為を容認しないという国際社会の一致した意思を重ねて示すもの」と説明した。 

 外交部によると、ICAOの今回の決定は昨年のICAO総会決議に触れ、北朝鮮に対しシカゴ条約と付属書、関連手続きの厳格な順守を求めた。北朝鮮のミサイル発射は国連安全保障理事会の決議に違反し続け、国際民間航空の安全を深刻に脅かすと糾弾する内容も盛り込んだ。

 ICAOは2017年と22年に開催した理事会の決定、22年の総会決議でも北朝鮮によるミサイル発射を非難してきた。

 また、ICAOのシャキターノ理事会議長は先月30日に北朝鮮当局に書簡を送り、シカゴ条約と全ての関連規定の順守を徹底するよう求めた。

 シカゴ条約は航空機の安全な運航に関する一般的な国際ルールなどを定める。同条約に基づき設立されたICAOには韓国と北朝鮮も加盟している。韓国は2001年以降、連続して理事会メンバー国に選出されている。


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