韓国　きょうのニュース（６月２２日）

◇尹大統領がベトナム入り　サムスン会長ら経済使節団も同行　尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は２２日、フランス訪問を終え、ベトナムを国賓として訪れた。尹大統領は同日、現地の韓国人らとの懇談会を行うほか、韓国語教育機関を訪れる。また、貿易商談会やＫフード（韓国食品）博覧会、両国の文化交流イベントに出席する。ベトナムにはサムスン電子の李在鎔（イ・ジェヨン）会長ら約２００人からなる経済使節団が同行した。２３日にはボー・バン・トゥオン国家主席との首脳会談に臨む。◇２１年ぶりの対中貿易赤字　対米黒字は過去最大　韓国銀行（中央銀行）が発表した２０２２年の国際収支によると、韓国の昨年の経常収支は２９８億３０００万ドル（約４兆２３００億円）の黒字で、２１年（８５２億３０００万ドル）に比べ黒字幅が半分以下に縮小した。取引相手の国・地域別では、対米黒字が４５５億４０００万ドルから６７７億９０００万ドルへと前年比４８．９%増加。１９９８年に統計を取り始めてから最高となった。一方、対中国では２１年の２３４億１０００万ドルの黒字から昨年は７７億８０００万ドルの赤字に転落した。赤字を記録したのは０１年以来、２１年ぶり。◇うるう年の来年　休日１１９日に　科学技術情報通信部が発表した来年の「月暦要項」によると、うるう年の来年は週休２日制の労働者の休日が計１１９日で、今年の１１７日より２日多くなる。来年の最も長い連休は秋夕（中秋節）連休で、９月１４日から１８日までの５連休となる。月暦要項は韓国のカレンダー製作の基準となる資料で、天文法に従って同部が毎年発表している。◇２５～２７日に全国で雨　梅雨入り予想　　気象庁によると、２４日までは移動性高気圧の影響でおおむね晴れるが、２５日から２７日にかけて全国で雨となり、全国的に梅雨入りが宣言される見通しだ。梅雨入りの時期は中部地方が平年（６月２５日）並みで、南部地方と済州島では平年（６月２３日、６月１９日）よりやや遅い。停滞前線が南から北上して韓国を覆い、梅雨入りするという常識からすると全国ほぼ同時の梅雨入りは異例と考えられるが、気象庁は「近ごろは停滞前線上で低気圧が発達し、前線を急速に北上させて全国で同時に梅雨入りすることが増えている」と説明した。 ◇ＩＡＥＡ報告書は客観的で信頼できる　汚染水巡り元幹部　日本による東京電力福島第１原発の処理済み汚染水の海洋放出計画を巡り、革新系最大野党「共に民主党」などが国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の検証の信頼性に疑問を呈していることに対し、ＩＡＥＡの元幹部はＩＡＥＡの調査報告書は客観性と信頼性を備えていると強調した。政府が開いた汚染水に関する記者会見で、ＩＡＥＡ元幹部の韓必洙（ハン・ピルス）氏は「これまでにさまざまなＩＡＥＡ調査報告書が発行されたが、専門性と客観性が論争になったことはなかった」と述べた。