これらのチャンネルを北朝鮮の体制を宣伝するコンテンツと判断した情報機関・国家情報院(国情院)からの要請を受けた措置だという。
これらのチャンネルでは「ユミ」「ソンア」などと名乗る若い女性や少女が英語で北朝鮮社会の姿を紹介しているが、一部の特権階級だけが楽しめる趣味や娯楽施設などが登場し、一般住民の暮らしとはかけ離れているとの指摘が出ている。
北朝鮮住民の日常生活を伝えると主張しているが、専門家らは北朝鮮指導部の主導により考案された体制宣伝キャンペーンと見ている。
米CNNなどの海外メディアは、北朝鮮ではインターネットへの接続が厳しく制限されており、本や映画など海外コンテンツへのアクセスも禁止されていることから、ユーチューブを利用すること自体が難しいと説明した。
専門家らは、北朝鮮の対外宣伝サイト「わが民族同士」など露骨な体制宣伝用チャンネルがサービス約款違反を理由に遮断されたことで、比較的柔らかい雰囲気のユーチューブチャンネルを開始したと分析している。
韓国放送通信審議委員会は、今後も同様のチャンネルに対して国情院や警察からの要請があれば、審議を経てアクセスを遮断する計画だ。
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