今回の業務協約はユン・ソギョル(尹錫悦)大統領のベトナム訪問中に開催された「韓・ベトナムビジネスフォーラム」の場で行われた。KAIは経済使節団の一員として同行している。
VTXはベトナム最大の通信企業であるベトテルグループの子会社で、航空宇宙装備の研究・設計・開発・製造を手がける。KAIとVTXは、ベトナム内のヘリコプター需要に対応するために、回転翼機の開発や生産分野で協力する方針だ。今後、実務協議団と検討委員会を設置し、事業を具体化していく。
KAIはこれまでにも、東南アジア16か国の駐韓大使を招いて韓国産航空機を紹介するなど、地域との航空産業の発展および協力強化に向けた輸出マーケティング活動を展開してきた。今回の提携は、ベトナム市場における韓国産航空機の進出と戦略的協力関係の構築につながるものと見られる。
海岸線が長いベトナムでは、航空需要が高い。ベトナム交通部は2030年までに新規空港6か所を建設する計画で、航空産業の急成長が予想されている。KAIのカン・グヨン(姜求永)社長は「国内運用で安定性と効率性が立証された国産ヘリコプターをベトナムに紹介できて嬉しい」とし、「VTXとの協力を通じて、ベトナム市場のヘリ需要に備え、シナジーを創出できるよう努力する」と述べた。
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