正義党代表、断食座り込み10日目...「IAEA報告書、日本への免罪符」＝韓国

韓国「正義党」のイ・ジョンミ(李貞味)代表は5日、「様々な問題点にまともな答えも出せなかったIAEAの今回の報告書は、単に日本の海洋投棄の免罪符かつアリバイに過ぎない」と批判した。

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同代表はこの日午前、ソウル・チョンノ(鍾路)区の駐韓日本大使館前で行なわれた緊急常務執行委員会で、「昨日、国際原子力機関(以下、IAEA)が日本の福島核処理水の海洋投棄に問題はないという結論を提出した。もしやと思ったが本当にそうなった。核発電所振興目的のIAEAが下した明白な結論だ」とこのように述べた。この日は同代表が日本大使館の前で断食座り込みを始めて10日目にあたる。

同代表は「IAEAは今回の報告に福島核処理水投棄時の社会経済的損失が明確に確認される韓国と中国、太平洋の島国などについては言及しなかった」とし「核処理水が投棄されれば、海洋生態系の破壊とともに大韓民国の水産業界など関連産業の損失は火を見るよりも明らかなのに、IAEAは日本国内の問題に限定した。『正当化』の対象である韓国などの被害国家を検討対象から除外した無責任な結論を下した」と指摘した。

同代表は「IAEA事務総長は明日の訪韓時に、『正当化』の原則に対する立場を明確にしなければならない」とし「IAEAの報告書が出る前から安全だと広報に熱を上げたユン・ソギョル(尹錫悦)政府関係者に会うことで韓国国民を説得することはできない。IAEAは大韓民国の漁民と市民、そして『正義党』をはじめとする国会に会って、きちんと報告書に対する責任を負わなければならない」と強調した。