ここに2013年の映画「イントゥギ(INGtoogi: The Battle of Surpluses)」で注目されたのに続き、「隠された時間」(2017)で独創的な想像力と繊細な演出を認められ、第54回大鐘賞新人監督賞を受賞したオム・テファ監督が披露する「コンクリートユートピア」が期待を集めている。オム・テファ監督が「現実世界でも起こりそうな出来事に見せるのが重要であり、製作過程においてもリアルさに最も重点を置いた」と伝えただけに、斬新な素材と超現実的な空間の調和、その中で繰り広げられる予測できない展開が、これまで見たことのないような面白さと見どころを期待させる。それだけでなく人物の間を行き来する感情ラインと緊張感を、オム・テファ監督ならではの優れた演出力で表現したという点で、「コンクリートユートピア」だけが披露できる災難ドラマに対する好奇心を刺激する。このように生き生きと描かれるキャラクターと、鋭く共感を刺激するストーリーで期待を集める「コンクリートユートピア」は8月の劇場街に新たなブームを起こすだろう。