談話は「米国はアジア太平洋の作戦地域に展開された各種の空中偵察手段を集中動員し、朝鮮半島とその周辺地域で敵対的な偵察活動を類いない水準で行っている」と指摘。2日から9日にかけては米空軍の戦略偵察機RC135とU2S、無人偵察機RQ4Bが交替で朝鮮半島東側の東海と西側の黄海上空を飛行し、北朝鮮の戦略的縦深地域に対する挑発的な偵察行為を行ったと主張した。特に東海側では何度も北朝鮮領空を数十キロ侵犯したと非難した。
そのうえで米国に対し「挑発的な空中偵察行為は必ずや代価を支払うことになる」と警告。「米空軍の戦略偵察機が東海上で撃墜される衝撃的な事件が起きないという保証はどこにもない」と威嚇した。
米軍が核兵器を搭載できる戦略原子力潜水艦を朝鮮半島に派遣する方針を示したことにも言及し、「核衝突危機という最悪の局面まで現実的に受け入れざるを得なくする大変危険な事態」と述べた。突発的な事態が発生すれば、その責任は米国が全面的に負うことになると強調した。
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