韓国　けさのニュース（７月１１日）

◇金与正氏が再び談話　「無断侵犯時には米軍が危うい飛行」と威嚇　北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党総書記）の妹、金与正（キム・ヨジョン）党副部長は１０日夜に続き１１日朝にも談話を出し、米空軍の戦略偵察機が朝鮮半島東側・東海の北朝鮮の排他的経済水域（ＥＥＺ）上空を侵犯したと再び主張した。侵犯が繰り返される場合には軍事的な対応に乗り出すと改めて威嚇した。朝鮮中央通信によると、与正氏は「私は委任によりわが軍の対応行動をすでに予告した」とし、これを繰り返す場合、「米軍は非常に危うい飛行を経験することになるだろう」と警告した。同氏は前日の談話でも米軍の偵察活動を非難し、「再びわが経済水域を侵犯する時には明確かつ断固とした行動で対応する」と威嚇している。◇全国で突風・雷伴う大雨　最高気温３２度　暑気払いのため滋養食を食べる日「三伏」の一つ、「初伏」の１１日は、全国で突風や雷を伴って非常に強い雨が降るところがある。南部地方を中心に体感温度が３１度以上に上昇し、蒸し暑くなりそうだ。１１～１２日の予想降水量は中部地方（江原道東海岸を除く）、全羅道、慶尚北道北部の内陸、黄海５島で５０～１２０ミリ（忠清道、全羅道の多いところで１５０ミリ以上）、江原道東海岸、慶尚北道（北部の内陸を除く）で２０～８０ミリ、慶尚南道、済州島、鬱陵島・独島で５～６０ミリ。最高気温は２６～３２度の予報となっている。◇ＫＢＳ受信料を分離徴収へ　放送法改正案きょう閣議決定　政府は１１日、公営放送ＫＢＳ（韓国放送公社）の受信料（テレビ受信料）を電気料金と分離して徴収することを盛り込んだ放送法施行令改正案を閣議決定する予定だ。改正案は尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の裁可手続きを経て、公布後直ちに施行される。尹大統領は北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）首脳会議に出席するためリトアニアを訪問しており、電子決裁で改正案を裁可するとみられる。◇与党委員会　汚染水放出巡る「怪談」の類型公開へ　　与党「国民の力」の市民団体先進化特別委員会は１１日、東京電力福島第１原発の処理済み汚染水海洋放出に反対する野党が根拠のない「怪談」で国民の不安をあおっているとして、国会で会議を開いて政府が調査したデマの類型や流布の経路、関連する市民団体のリストを公開する計画だ。会議では、政府との間でデマの流布を防ぐための対策も議論される予定だ。