会議で発言する尹大統領(大統領室通信写真記者団)=17日、ソウル(聯合ニュース)
会議で発言する尹大統領(大統領室通信写真記者団)=17日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は17日、リトアニア、ポーランド、ウクライナ訪問を終えて帰国した直後に中央災難(災害)安全対策本部の会議を主宰し、大雨の被害に対し特別災難(災害)地域の指定などあらゆる政策手段を動員して迅速に対応するよう指示した。このところの大雨により同日午前現在、40人以上の死亡が確認されている。 尹大統領は会議の冒頭、「悲痛で気の毒な気持ちを禁じ得ない」として「今回の大雨で亡くなった方々の冥福を祈り、遺族の方々にお悔やみ申し上げる」と述べた。 続けて「現在の状況を重く受け止め、軍や警察などの人的資源を総動員しなければならない」としながら「救助が迅速になされるよう、現場で刻苦の努力を傾けてほしい」と強調。今回の大雨で多数の人的被害が発生したことについては、土砂崩れが起こりやすい地域の管理不備により被害が拡大したとの認識を示した上で、危険地域への立ち入り禁止と早めの避難が被害を防ぐ基本原則だと指摘した。 尹大統領はポーランドとウクライナ訪問中に被害状況や対応措置の報告を受け、現地からテレビ会議を通じて総力を挙げて対応するよう指示したと説明した。 会議には韓悳洙(ハン・ドクス)首相、李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官、李昌洋(イ・チャンヤン)産業通商資源部長官、韓和真(ハン・ファジン)環境部長官、方文圭(パン・ムンギュ)国務調整室長、韓唱燮(ハン・チャンソプ)行政安全部次官(長官職務代行)、兪?東(ユ・ヒドン)気象庁長らが出席した。
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