TOO の最新ニュースまとめ
●Toonimotionが保有する技術の特徴
Toonimotionは、グローバル動画配信サービス(OTTまたはVOD)市場及び、ウェブトゥーン市場が成長を続ける一方、映像化されるウェブトゥーンコンテンツは全体のわずか数パーセントにも満たないことに着目した。
完結した人気のウェブトゥーン作品の原作素材等を再利用することで、低コストかつ短期間での制作を可能とし、クオリティーの高い新たなアニメーション制作のスタイルを実現させた。
(1) 低コスト・短期間のでの制作
ウェブトゥーンの原作素材データを活用することで、従来のTVアニメを制作する手法と比較し、製作費も制作期間も従来の10分の1での提供を可能とする独自の技術とノウハウを構築。
また、制作プロセスを見直すことで、3名以下の少数チームでの制作を可能し、制作現場における人材不足の悩みを解消した。
(2) TVアニメにも引けをとらない高クオリティー
「ショートフォームアニメ」は、ウェブトゥーン1話分をアニメ1本分とし、1本あたり3分~5分程度の長さで制作。一般的なTVアニメに引けをとらない高クオリティーな演出と、まるで映画のような質の高いサウンドにこだわっている。数話まとめることで、15分ほどの尺に拡張させることも可能。
(3) ローリスク・ハイリターン
ウェブトゥーンでの人気が既に実証済みの良質なコンテンツIPをベースにすることで、アニメ制作におけるリスクを削減できる。さらに、視聴者確保においても、原作ファンからの流入が期待されることで一定の収益が見込まれる。
調査会社のQYResearchによると、グローバルウェブトゥーンの市場規模は、2021年の37億8,751万ドル(約5,037億円)に対し、2028年には275億1,007万ドル(約3兆6,588億円)に成長する見通し※。日本国内においても、ウェブトゥーン専業の制作スタジオが相次いで設立。タテ読みスクロール形式に対応したアプリのリニューアルも各社進み、オリジナル作品の制作に取り組む動きが増加している。
今後も、日本発のウェブトゥーン作品が年々増え続けることが見込まれており、ウェブトゥーン作品のグローバル展開はもとより、「一度投資をして制作した作品の素材をいかに効率的に活用できるか」というOSMU(ワンソースマルチユース)への関心も高まっている。
※2022年12月20日発表、1ドル133円換算(2023年4月時点)
https://www.marketresearch.com/QYResearch-Group-v3531/Global-Webtoons-Size-Status-Forecast-32543364/
●事業提携に関する両社代表コメント
コリアマーケティング株式会社 代表取締役 金 世永のコメント
Toonimotion社との業務提携をとても嬉しく思います。
K-POPが世界を席巻し、韓国ドラマが世界を魅了しているなか、韓国アニメコンテンツであるWebtoonの人気も益々高まっています。
Toonimotion社は韓国のWebtoonを基盤に低コストでショートアニメを制作する独自技術を保有したスタートアップとして注目を集めている企業です。
弊社はこれまでにも韓国発スタートアップ企業を支援してきた実績やノウハウを生かし、この度のパートナーシップを通じ、日本のアニメ産業にも韓国コンテンツの新しい風を吹き込むことを目指してともに頑張ってまいります。
株式会社Toonimotion 代表取締役 チョ・ギュソクのコメント
この度コリアマーケティング社との業務提携を通じて日本進出の基盤ができたことを大変嬉しく思っております。両社が保有するコンテンツとネットワークを通じ、日韓両国にて共に成長できることを期待しております。
●今後の方向性
コリアマーケティングは、Toonimotionの日本進出を下記の3点で支援していく。
(1) 韓国で既に制作された「ショートフォームアニメ」の日本での流通支援
韓国で既に制作されたショートフォームアニメ※は、コリアマーケティングが窓口となり、字幕版・吹き替え版の2種類を作成し、動画配信プラットフォームでの放映に向けた取り組みを行なう。
※2022年5作品制作済、2023年新規5作品制作中
(2) 日本で配信されているウェブトゥーン作品の「ショートフォームアニメ」制作支援
日本で制作・配信されているウェブトゥーンの原作素材データを活用し、韓国にてショートフォームアニメを制作することが可能となる。制作のための詳細コミュニケーションはコリアマーケティングにてサポートする。
(3) ウェブトゥーン作品の認知拡大を目的としたPR広告動画の制作と販促支援
Toonimotionのショートフォームアニメ制作ノウハウを活用し、プロモーション広告のための動画を制作。ウェブトゥーンコンテンツを用いた30秒~1分程度のショートアニメ動画を制作することで、作品の世界観をよりわかりやすく伝えるブランディングでの活用はもちろん、従来の広告よりも高いパフォーマンスを実現する広告としての利用も促し、認知拡大やコンバージョンを獲得できるよう支援する。
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