【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が「戦勝節」と呼ぶ朝鮮戦争休戦協定締結日の27日に、午前0時から閲兵式(軍事パレード)を開催する可能性が高いことが分かった。複数の韓国政府筋が26日、「閲兵式は早ければあす午前0時に始まり、未明まで行われることになりそうだ」と伝えた。 北朝鮮にとって今年は戦勝節70周年と、節目の年にあたる。韓米の情報当局は、北朝鮮・平壌の金日成広場でここ数日間、深夜に閲兵式の予行練習が進められる様子を捉えたもようだ。消息筋は「戦闘機を動員した夜間エアショーの練習をするなど、深夜の閲兵式を準備する兆候が明らかだ」と話した。 北朝鮮の閲兵式は2018年9月の建国70周年までは午前の開催がほとんどだったが、20年10月の朝鮮労働党創建75周年からは4回連続で夜、または深夜に行われている。 昨年、北朝鮮は核兵器による先制攻撃も含む核武力政策法を採択している。そのため韓国軍と情報当局は、北朝鮮が今回の戦勝節閲兵式で大陸間弾道ミサイル(ICBM)や小型核弾頭とこれを搭載できる兵器を勢ぞろいさせ、核戦力を誇示するものと予想する。戦勝節行事に招いた中国とロシアの代表団の前でこれらの兵器を披露し、米国に対抗する朝中ロの結束の強さを際立たせるとの見方もある。 ショイグ国防相を団長とするロシアの代表団は25日に平壌の空港に到着し、北朝鮮の強純男(カン・スンナム)国防相や鄭京擇(チョン・ギョンテク)軍総政治局長らに迎えられた。 中国共産党の李鴻忠政治局員をトップとする中国代表団が北朝鮮入りしたというニュースはまだない。
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