生産指数の伸びは前月に比べると鈍った。ただ半導体は3.6%上昇した。6月の半導体輸出額が89億ドル(1兆2400億円)と今年最大となり、出荷は41.4%増加、在庫は12.3%減少した。下半期の景気減速に対する懸念をいくらか和らげたといえる。
サービス業生産は金融・保険、芸術・スポーツ・余暇などを中心に0.5%上昇した。
消費動向を示す小売販売額指数は前月比1.0%上昇した。非耐久財(食品・飲料など)と半耐久財(履物・かばんなど)の販売が減ったものの、耐久財(乗用車など)の販売が増加した。
設備投資は0.2%上昇した。3か月連続のプラスながら、伸び率は前月(3.5%)を下回った。
景気の現状を示す一致指数の循環変動値は前月から0.2ポイント下落した。景気の先行きを示す先行指数の循環変動値は0.3ポイント上がり、2か月連続の上昇となった。
生産と消費、設備投資が2か月続けてプラスを記録するのは2018年1~2月以来。統計庁の担当者は「景気はやや改善した流れを見せているが、四半期末という特殊要因もあったため、もう少し見守る必要がある」と述べた。
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