韓国の咸相旭(ハム・サンウク)駐オーストリア大使(大使館提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
韓国の咸相旭(ハム・サンウク)駐オーストリア大使(大使館提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ウィーン聯合ニュース】韓国の咸相旭(ハム・サンウク)駐オーストリア大使は31日(現地時間)、ウィーンで開幕した2026年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けた第1回準備委員会に出席し、弾道ミサイル発射などを続ける北朝鮮に対し、あらゆる挑発を中止するよう求めた。

 咸氏は北朝鮮がNPT体制を悪用するとともに、公に核兵器を開発した唯一の国と指摘。「核・ミサイルを開発する北朝鮮の野望は核不拡散における最優先問題の一つ」と強調した。

 また、北朝鮮のさまざまな挑発は国際社会の平和と安全保障にとって脅威になるだけではなく、NPTをはじめとする国際社会の核不拡散体制の信頼を損なっているとし、国際社会が一貫して声を上げることで北朝鮮が正しい道を選ぶようにすべきと訴えた。

 NPTの加盟国は北朝鮮を含め191カ国・地域となっている。北朝鮮は1993年に一方的に脱退を宣言したが、結論は出されていない。


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