世界スカウト大会　早期撤収を受け尹大統領が「非常対策班」設置指示

【ソウル聯合ニュース】韓国南西部・全羅北道セマングムで開催中のボーイスカウト・ガールスカウトの祭典「世界スカウトジャンボリー」（１～１２日）が台風６号の接近に伴い、キャンプ地からの早期撤収が決定されたことを受け、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は７日、非常対策班を設置するよう指示した。　各国の大会参加者は８日午前からキャンプ地を出る予定だ。１５６カ国・地域の約３万６０００人が対象で、ソウルを含む首都圏に移る。宿泊先としてはソウル市内の大学の寮や企業の研修施設、体育館などが検討されている。　大統領室の金恩慧（キム・ウンヘ）広報首席秘書官によると、尹大統領は対策班を中心に大会参加者の首都圏への輸送、宿泊先と食料、文化体験プログラムの準備などに万全を期するよう命じた。尹大統領は台風６号が１０日にも韓国に上陸することを踏まえ、参加者の安全確保に向けたコンティンジェンシープラン（緊急時対応計画）を検討するよう指示していた。　対策班は首相を班長とし、関係閣僚やソウル市長、警察庁長、消防庁長らで構成された。