日米韓の首脳が5月の広島G7サミットで、写真撮影をするためあいさつを交わしている様子(画像提供:wowkorea)
日米韓の首脳が5月の広島G7サミットで、写真撮影をするためあいさつを交わしている様子(画像提供:wowkorea)
“今月18日に米国のキャンプデービッドで開催される予定の日米韓首脳会議で発表される共同声明に、日本が福島第1原子力発電所“放射能処理水”海洋放出への支持を米韓に要求した“というメディア報道について、韓国大統領室は「現在、会議の主旨に合う議題を調整している」として距離を置いた。

韓国大統領室の核心関係者は8日の午後、記者たちからの “日本が韓米日共同声明に汚染水(放射能処理水)の放出を盛り込むことを望んでいる”というメディア報道に関する事実確認の質問に対し「きょうの会見で同じ質問が出たが、そこについて担当者たちが詳細に答弁した。その答弁を参考にしてほしい」と答えた。

つづけて「韓米日首脳会議については、その主旨に合う議題を調整するため、3か国の担当者たちが非常に努力している」と付け加えた。

韓国国務調整室のパク・クヨン(朴購然)第1次長は、この日の午後に開かれた処理水放出に関する会見で、先の質問に対し「公式的には全く聞いたことのない内容だ」と線を引いた。

パク次長は「首脳会議の内容においては、すでに現在3か国間で様々な国際的課題などを含め色々と論議が進められているが、この件(処理水放出)自体が具体的に提示されたのか、それについては現時点でわれわれが知っている限り、事実ではないと把握している」と説明した。

韓国日刊紙“朝鮮日報”はこの日「日本が “汚染水(放射能処理水)放出への支持表明”を要求したことから、韓米日3か国による共同声明の協議が難航している」と報道した。また、外交消息筋からの話を引用し「日本が韓米日首脳会議で、汚染水放出問題を議題にあげようとしている」とも伝えた。

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