日本に追い越された韓国の成長率、「成長エンジン」を再点検すべき=韓国報道(画像提供:wowkorea)
日本に追い越された韓国の成長率、「成長エンジン」を再点検すべき=韓国報道(画像提供:wowkorea)
今年に入って日本の経済成長率が2四半期連続で韓国を上回った。日本の内閣府は16日、今年の第2四半期の国内総生産(GDP)が前の四半期に比べて1.5%増加したと発表した。これは韓国の第2四半期の成長率(0.6%)の2.5倍にも達する。日本経済は第1四半期にも韓国(0.3%)の3倍に達する0.9%の成長率を示している。国際金融センターによると、グローバル投資銀行(IB)は日本経済が今年1.4%成長し、1998年以降で初めて韓国(1.1%)を上回ると予測している。

日本経済が復活している。第2四半期の成長内容を見ると、輸出が経済復活の牽引役を果たしている。輸出が前の四半期に比べて3.2%増え、輸入は4.3%減り、純輸出(輸出額から輸入額を引いた金額)が大幅に増えた。円安と半導体の供給難解消の後押しを受け、自動車輸出が好調だったことが功を奏した。新型コロナ禍からの回復に伴い、外国人観光客が急増したのも成長率を高めることに寄与した。個人消費と設備投資は依然として低迷しているが、今年は韓国より高い成長率を達成しそうだ。

一方で、韓国経済は低迷している。韓国経済は2020年と2021年の2年連続で名目GDPが世界第10位を記録していたが、2022年は13位に落ちた。1人当たりのGDPも台湾に追い越された。台湾統計処によると、2022年の台湾の1人当たりのGDPは3万2811ドルで、韓国(3万2237ドル)を僅差で上回った。台湾の1人当たりのGDPが韓国を追い越したのは、2004年以来18年ぶりだという。韓国経済のこのような低迷ぶりは、いずれもユン・ソギョル(尹錫悦)政権の発足後に起こったことだ。発足2年目と3年目の今年と来年も1%台の低成長が予想されている。それでも漠然と「上低下高(上半期は低く、下半期は高く、の意)」ばかりを叫び続ける尹政権の経済状況に対する認識の低さがうかがえる。

韓国はまず止まった「成長エンジン」を再び動かすべきだ。まずは輸出から始めなければならない。日本経済を復活の道へと導いたのも輸出であり、韓国経済を墜落の道へと追い込んでいるのも輸出だ。関係改善を通じた対中輸出の回復とともに、中長期的には中国に代わるポストチャイナ市場の発掘に力を入れるべきだ。何よりも重要なことは輸出産業の競争力をさらに高める対策作りだ。
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