この報道内容が韓国内に伝えられたことで、野党から疑惑提起と批判を受けたことから、韓国政府は二日間にわたり反論に乗り出した。
韓国国務調整室のパク・クヨン(朴購然)第1次長はこの日、政府ソウル庁舎で行なわれた処理水に関する会見で、先のように言及し「きょうの会見以降、このような内容の報道や主張は自粛してくださるようお願いする」と語った。
パク次長は「きのう(17日)説明したにもかかわらず、まだこのような報道などが続けけられているため、あらためてはっきり申し上げようと思う」と説明した。
つづけて「汚染水(放射能処理水)放出に関するわが政府の全ての判断は、国民の健康と安全に焦点が合わせられており、一切の政治的考慮なしに徹底した科学的検討に基づいている」と強調した。
前日の政府による会見で、ある韓国の言論社は「朝日新聞が、ユン・ソギョル(尹錫悦)政府と韓国与党内で『処理水放出が避けられないのなら、(来年の)総選挙への悪影響が少なくなるよう放出を早めてほしい』という声が出ていると報道した」と指摘し「これは事実なのか」と質問した。
これにパク次長は「政府が考える必要はなく、考えてみたこともない事柄だ」と一蹴した。
野党“共に民主党”の報道官は前日午後の会見で、これらの内容について「(政府が)わが国民の福島核汚染水に対する不安を知っていながらも早期放出を(日本に)要求したのなら、到底許されることではない」と批判した。
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