背景には、中国の景気回復の遅れや、新興市場全般における出荷台数の減少がある。北米地域でも年間2桁減が予測されるなど、世界的な景気停滞が影響を与えているもようだ。雇用が回復しインフレが収束しているにもかかわらず、消費者はスマホのアップグレードをためらっているのだという。
全体のスマホ市場は委縮しているが、高級モデル市場は成長を続ける見込みだ。これは世界的な傾向で、上位機種の割合が高い米アップルには有利と評価されている。
さらにアップルが9月に新製品「iPhone15」シリーズを発表する予定であることから、年末に近づくほど同社の出荷量が増える展望だ。このため生産に支障が出るといった問題がない限り、アップルがサムスン電子を超えて世界トップになる可能性もある。
カウンターポイント・リサーチは「中国などアジア地域でスマホの高級化が進んでいるため、アップルの出荷台数は前年よりも若干増えるだろう。『iPhone15』の売れ行きと、『iPhone』のシェアが低い市場での成長ぶりが、アップルが優位に立てるかどうかを決定する」と述べた。
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