北朝鮮の国営“朝鮮中央通信”はこの日、“わが共和国の武力は慈悲を知らない”というタイトルの論評で「朝鮮半島における史上まれな熱核大戦が、刻一刻と現実へと迫っている」と伝えた。
朝鮮中央通信は「去る18日、米・日の傀儡(かいらい)の頭目たちがワシントン近郊のキャンプデービッドの別荘に集い、朝鮮半島における核戦争の挑発を具体化・計画化・公式化した後、合意文書のインクが乾く前にその実行のための演習が実施されたことから、事態の厳重性は一層増幅されている」と主張した。
21日から実施された米韓合同演習“ウルチ(乙支)フリーダムシールド(自由の盾)”については「米国と敵対勢力たちの人的・物的支援と、追従勢力まで総投入された今回の戦争演習で、キャンプデービッドの合意事項がさらに実行されれば、朝鮮半島における熱核大戦勃発の可能性はより現実化するだろう」と伝えた。
つづけて「このような事態は、戦争支援が総発動された今回の合同軍事演習の危険性を、決して『年例的』『防衛的』という言葉遊びで隠すことはできない」とし「今回の戦争試演がわが共和国を目標にしているということは、火を見るよりも明らかだ」と非難した。
さらに「わが国の自主権とわが人民の生存権を脅かす敵対勢力に対する懲罰の意志は、格別の瞬間を待っている」とし「わが共和国の武力はその時を待っている」と伝えた。
これに対し韓国統一部(省)は「乙支演習は防衛的性格の年例的な訓練であり、北朝鮮の核・ミサイル脅威と軍事的挑発レベルに応じて訓練の規模や水準が決定されている」として、北朝鮮の見解に反論した。
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