今年4月、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けてNSC常任委員会を主宰する趙太庸室長(資料写真、大統領室提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
今年4月、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けてNSC常任委員会を主宰する趙太庸室長(資料写真、大統領室提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国国家安保室は24日、北朝鮮の弾道ミサイルと推定される飛翔(ひしょう)体の発射を受け、緊急の国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開催し、対応策を協議した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に関連内容を報告後、午前6時から趙太庸(チョ・テヨン)国家安保室長の主宰で行われた。

 会議に出席したNSCの常任委員は飛翔体の発射について「弾道ミサイル技術を活用した北のいかなる発射も禁じる国連安全保障理事会決議に対する重大な違反だ」と強く非難した。安保理決議を常習的に違反する北朝鮮に相応の代償を払わせ、海外の北朝鮮労働者搾取、ハッキング、海上で船舶間の積み荷を移し替えて密輸する「瀬取り」などの不法行為を遮断するため韓米日3カ国の連携を強化し、国際社会とも積極的に協力すべきだとの認識を共有した。

 尹大統領は会議の結果について報告を受けた後、先の韓米日首脳会談で合意したミサイル情報の即時共有、ミサイル防衛協力の拡大、3カ国軍事訓練の定例化を綿密に進めるよう指示した。また、飛翔体に関する分析結果を米国、日本と共有し、北朝鮮の追加の挑発に徹底的に備えるよう求めた。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は同日、2回目の「軍事偵察衛星」の打ち上げに失敗したと報じた。韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が同日午前3時50分ごろ、北西部の平安北道・東倉里付近から「宇宙発射体」を打ち上げたと発表。打ち上げが失敗したと評価した。


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