警察、殺人予告メッセージの投稿者に損害賠償訴訟を提起へ=韓国
警察、殺人予告メッセージの投稿者に損害賠償訴訟を提起へ=韓国
韓国の警察が殺人予告メッセージをSNSなどに投稿した者に対して、損害賠償訴訟を提起することにした。毎日数十件も投稿されている殺人予告メッセージの捜査に、公権力が浪費されているという判断によるものとみられる。

 韓国警察庁は24日、記者団に対し「警察は法務省など関係部署と協力し、殺人予告メッセージを書き込んだ者には、厳正な刑事処罰とともに、公権力の浪費によってもたらされた国家的損害など相当額の民事上損害賠償訴訟を積極的に起こす予定」と発表した。また、「最近、オンライン上に相次いで殺人予告メッセージが書き込まれ、国民の日常に及ぼす被害はもちろん、多大な警察力と行政資源が消費されている」と付け加えた。

 韓国警察庁によると、この日午前9時までに殺人予告メッセージ462件を確認し、投稿者216人を検挙した。このうち21人は身柄を拘束された。前日に比べ、投稿は7件、検挙された被疑者は3人増えたという。今月17日以降、6日ぶりに拘束された被疑者が出た。京畿道盆唐警察署は、インターネットコミュニティに、ゲーム会社の開発者を殺害すると書き込んだ被疑者を前日に拘束した。

 21日には警察のブラインドサイト(職員だけ利用可能な閉鎖型SNSサイト)に、警察職員のアカウントで「江南駅1番出口で刃物を振るう」と投稿した30代の会社員A氏が緊急逮捕された。A氏はこの日午後2時30分、ソウル東部地裁で拘束前被疑者尋問(令状審査)を受けた。
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