この日、ウォン・ヒリョン(元喜龍)国土交通相は、「事故責任主体の違法行為に対しては無寛容で処分する」と強調した。この処分は行政処分審議委員会の聴聞および審議を経て最終決定される。最終決定まで約3~5か月がかかる見通しだ。
同省はコムダン(黔丹)マンションの施工会社であるGS建設コンソーシアムおよび協力会社に対し、「不良施工」を理由に国土交通相の職権で営業停止8か月を科すことにした。不誠実な安全点検の実施などを理由に、ソウル市にもGS建設コンソーシアムに対する2か月の営業停止処分を求める方針だ。
また、同省は建設事業管理者であるモクヤン建築士事務所コンソーシアムに対しては、故意または重大な過失を理由に6か月の営業停止処分を下す方針だと明らかにした。合わせて建設工事主要構造に対する施工・検査・試験などを省略したという点を理由に、京畿道にもこの業者に対する2か月の営業停止処分を下すよう求める予定だ。
設計会社のユソンエンジニアリング建築士事務所コンソーシアムに対しては、ソウル市に資格登録取り消しないし業務停止2年を求めることにした。関係専門技術者に対しては、ソウル地方国土庁長が資格停止1年を処分する。同省は関連法違反の有無に対する捜査を警察に依頼する方針だ。
一方、黔丹マンション住居棟の精密安全診断では、内壁などでコンクリートの強度が一部不足していることが判明した。調査を行った大韓建築学会は内壁施工過程で発生した「圧縮不良」を原因と分析した。住居棟で鉄筋の欠落は確認されなかった。同省は、GS建設が工事中の現場83か所に対して安全点検を実施した結果、コンクリートの強度、鉄筋欠落などの異常はなかったという。ただし、安全・品質管理費の未計上、安全管理計画書の未提出など251件の違反事項が確認され、過料賦課や是正命令などの措置が下された。GS建設は住居棟を含め、黔丹マンショントの全面再施工方針を明らかにしている。
元氏は「後進国型不良工事で国民の住居安全に憂慮をおかけしたことに大きな責任を感じている。違法行為に対しては、法律上定めている最も厳しい処罰を通じて断固として対処し、建設業界に蔓延している建設カルテルを挑戦的に打破し、国民が安全に暮らせる環境を整えたい」と述べた。
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