金正恩氏は米国をはじめとする敵対勢力の対決策動により朝鮮半島が「世界最大の戦争装備集結水域、最も不安定な核戦争危険水域」になっていると指摘した上で、「わが海軍が戦争準備完成に総力を尽くし、臨戦態勢を常時維持し、有事には敵の戦争意志をくじいて最高司令部の軍事戦略を貫徹できるよう準備することが求められている」と述べた。領海防衛と革命戦争準備という使命を完璧に遂行できるよう、強力で主体的な軍へ進化させることが海軍の至上の課業だと強調した。
同氏は海軍司令官から作戦計画に関する報告を聞いた後、いかなる武力衝突事態と戦争にも主導権を握り、先手を打つ断固たる攻勢で敵を圧倒的に制圧駆逐する戦術的方針などを提示したという。「国家核武力建設路線が示す戦術核運用の拡張政策」にも触れ、「わが海軍は戦略的任務を遂行する国家核抑止力の構成部分になるだろう」と期待した。
海軍司令部訪問には娘のジュエさんも同行した。金正恩氏にジュエさんが同行したと報じられるのは、5月16日に軍事偵察衛星発射準備の現場を視察して以来、約3カ月半ぶり。
李炳哲(リ・ビョンチョル)党書記、朴正天(パク・ジョンチョン)党中央軍事委員会副委員長、強純男(カン・スンナム)国防相らも同行した。
金正恩氏が海軍節に海軍部隊を訪れるのは、2012年の政権発足後初めて。
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