クラウドサービス企業のNHNクラウドが、韓国における人工知能(AI)業界の発展のため「国家AIデータセンター」を構築している。

同社は「国家AIセンター」を通じて、AI企業や研究機関などが、AIを柔軟かつ効率的に、そして低コストで開発できるようになることに期待を寄せている。

演算能力が88.5ペタフロップス(PF)、保存容量が107ペタバイト(PB)を誇る世界10位圏内のAIデータセンターだ。

韓国の中小AI企業や教育機関は、高性能画像処理半導体(GPU)の導入はもちろん、これら設備の導入費や運営費に問題を抱えている。NHKクラウドは、同センターに生成型AI開発に必要なGPUをクラウド環境で提供し、こうした問題を解決する。

同社は顔認識やOCR(光学文字認識)、AIファッションなど多様なAIソリューションを自社データセンターのクラウド上で運用している。現在は多数のAI技術を連動させ、人物の姿のイメージや動き、音声データを学習した後で再現するAIヒューマンソリューションを開発、テストしている。これを活用すれば、撮影や編集などの映像制作時間や費用を節約し、高品質の映像を手早く簡単に制作できるようになる。

NHNクラウドの関係者は「多様な形態の生成型AIを取り扱う企業に対し、同センターのクラウドインフラを最適化した形で提供することで、AI分野における韓国の競争力引き上げに貢献できる」と話した。



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