中国・北京、観光地の予約システムに侵入しチケット買い占め…2つの犯罪組織摘発＝中国報道

中国・北京市警察当局は29日、人気観光地の入場チケットなどを不法に買い占め、販売していた2つの犯罪組織を摘発したと発表した。

市警察は市内の一部の観光スポットの入場チケットが入手困難になっている事実をつきとめ、調査を開始した。

調査が進められる中で、陳某（男、27）、李某（男、34）らが観光地のチケット予約システムに不正侵入しチケットを買い占め、それをネットで高額で販売して利益を得ていたことが分かった。

男らが所属する犯罪組織の所在地は北京市外であることが判明し、北京警察は現地の警察の協力のもと、2つの犯罪組織を摘発した。警察は犯行に使われた携帯電話25台とパソコン21台を押収した。また、チケット不正入手に関わった16人の身柄を確保した。

男らは入手したチケットを高額で販売し、約230万元（約4620万円）を得たものとみられる。警察は16人を刑事拘留し、調査を進めている。