ポスコフューチャーM、2030年まで正極材100万トンを生産・売上高43兆ウォンを達成へ=韓国
ポスコフューチャーM、2030年まで正極材100万トンを生産・売上高43兆ウォンを達成へ=韓国
韓国化学大手のポスコフューチャーM(旧ポスコケミカル)のキム・ヒョンジュン代表は28日、「2030年までに正極材100万トン、負極材37万トンを生産するなど世界トップのバッテリー材料企業となり、売上高43兆ウォン(約4兆7520億円)、営業利益3兆4000億ウォン(約3757億4080万円)を達成する」と述べた。

同社は目標とする売上高の84%にあたる36兆2000億ウォン(約4兆円)を、正極材による売り上げとする方針だ。このため正極材の生産能力を、ことしは10万5000トンから2030年には100万トンへと増強する。

さらに負極材の生産能力は、2023年の8万2000トンから2030年には37万トンまで増やす。サプライチェーンにおいて脱中国を進める一方、北米では現地化を進め米国のインフレ抑制法(IRA)に合わせて市場をけん引していく計画だ。これと共に耐火物の生産・販売強化、プラント事業の強化、炭素繊維事業への進出を行い、競争力を引き上げる。

同社はまた、北米や中国と共にバッテリーの3大市場となっている欧州への進出に向けた議論も進めている。このほか顧客の要請があれば、リン酸鉄リチウムイオン電池(LFPバッテリー)用正極材の生産ラインの建設も考慮するという。

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