中国・涼山イ族自治州の建設現場での土砂災害、関係者5人の身柄を拘束…安全対策怠る=中国報道
中国・涼山イ族自治州の建設現場での土砂災害、関係者5人の身柄を拘束…安全対策怠る=中国報道
中国・四川省涼山(りょうざん)イ族自治州で今月21日、大雨による土石流で工事現場の作業員が被災した件について、当局は、安全対策を怠ったとして建設会社の責任者ら5人の身柄を拘束した。

21日午前5時ごろ(現地時間)、涼山イ族自治州金陽(きんよう)県で集中豪雨による土石流が発生し、高速道路建設の作業員らが巻き込まれた。

災害発生後、安否不明となっていた作業員の捜索が行われ、27日までに4人が遺体で発見された。

建設プロジェクトの責任者らは、災害発生前に当局の関連部署から何度か避難勧告が出されたにも関わらず、作業員を避難させるなどの安全対策を取らなかった。

また、災害発生当初、各メディアでは被災した作業員は85人、79人が救出され、6人が安否不明だと報道されていたが、後の調査過程で、建設現場にいた作業員の人数について虚偽の申告がなされていたことが発覚した。

調査の結果、災害発生時に建設現場には201人の作業員がいたことが確認された。これまでに149人が救出され、4人が死亡、48人が安否不明となっている。

現地の警察は28日、責任者ら5人の身柄を拘束して刑事拘留するとした。

省当局は「事実関係を徹底的に調査し、関係者に対し法律に従って厳重に責任を問う」と伝えた。現在も捜索作業が続けられている。
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