韓国の幼・小中高生、1年間で10万人減少…外国人留学生は18万人で過去最高
韓国の幼・小中高生、1年間で10万人減少…外国人留学生は18万人で過去最高
韓国の幼稚園と小・中・高校の生徒数が19年連続で減り、今年は570万人台に落ち込んだ。幼稚園児が3万人以上減り、全体の減少に大きく影響した。一方、外国人留学生は18万人をこえ、過去最高を更新した。

 韓国教育省と韓国教育開発院は30日、2023年の教育基本統計調査結果を発表した。この調査は幼稚園と小・中・高校2万906か所、高等教育機関1937か所などを対象に実施された。

 この発表によると、今年4月1日時点で幼・小・中・高校の生徒数は578万3612人で、前年比9万6156人(1.6%)減った。1986年に1031万人と最高値を記録した後、減少に転じた生徒数は1990年に1000万人を下回り、昨年は600万人台を割り込んだ。

 幼稚園児は51万1794人で5.6%減り、減少率が最も高かった。小学生は260万3929人で2.3%減り、中学生は132万6831人で1.6%減った。一方、「黄金の豚年」と呼ばれる2007年生まれが高校に進学したことで、高校生は127万8269人で1.3%増えた。

 全国の幼・小・中・高校数は2万605校で91校減った。幼稚園が121か所減少したのに対し、小・中・高校はすべて微増した。多文化家庭(国際結婚や移住民家庭)の小・中・高校生は18万1178人で7.4%増えた。多文化家庭の子ども数は2012年から増加傾向にある。

 大学・短大・大学院など高等教育機関の在籍学生(在学生や休学生など)も減っている。高等教育機関全体の在籍学生は304万2848人で2.5%減少した。一般大学(1.8%減)や短大(5.6%減)の在籍学生が減り、大学院在籍学生だけが0.8%増えた。

 一方、外国人留学生数(在籍基準)は18万1842人で、1万4950人(9%)増え、過去最高を記録した。学位課程の外国留学生数は12万9240人で、4437人(3.6%)増加した。全体高等教育機関在籍者(304万2848人)の4.2%を占めた。非学位課程の外国人留学生数は5万2602人(28.9%)で、1万513人(25%)増えた。

 外国人留学生数は2014年から増加しているが、2020~2021年は新型コロナウイルス感染症の影響で停滞していた。新型コロナの防疫が緩和された昨年から再び回復傾向にある。

 国別では中国が37.4%(6万8065人)、ベトナムが23.8%(4万3361人)、ウズベキスタン・モンゴル(各5.7%)、日本が3.2%だった。
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