ヨーロッパ最大のストリートフェスティバル「ノッティングヒルカーニバル」で凶器事件…「マチェテ」も登場
ヨーロッパ最大のストリートフェスティバル「ノッティングヒルカーニバル」で凶器事件…「マチェテ」も登場
ヨーロッパ最大のストリートフェスティバルである「ノッティングヒルカーニバル」期間中に市民が相次いで刃物で刺される事件が発生した。祭り期間中、8人の市民がそれぞれ異なる事件で凶器に刺される負傷を負っており、一部の市民はカーニバルに大きな刀「マチェテ」を持って登場したりもした。

 29日(現地時間)、英国BBCなど外信は27日~28日の2日間開かれたノッティングヒルカーニバルで刃物所持、警察暴行、性的暴行など多様な犯罪疑惑で計275人が逮捕されたと報道した。

 カーニバル期間中、10代~40代の男性が凶器に刺される被害を受け、このうち29歳の男性は重体に陥ったことが分かった。警察官も攻撃を受けて負傷したり、性的暴行を受けたりした。英国ロンドンメトロポリタン警察は公式SNSに「ノッティングヒルカーニバルが深刻な暴力と警察に対する攻撃で毀損された」として「警察75人が暴行を受け、6人が噛まれた。1人は性的暴行を受け、1人は入院した」と伝えた。

 カーニバル期間中にギャング団が衝突しマチェテが登場したりもした。写真作家のオリバー・クオトリーは28日(現地時間)、自身のインスタグラムに当時写真を共有し「刀やマチェテを持ったギャングたちが衝突し、楽しかった雰囲気が壊れた」として「残念な事件で祭りの美しさが失われた本当に悲痛な瞬間」と伝えた。

 英国保守党のロンドン市長候補スーザン・ホールは、ノッティングヒルカーニバルの犯罪を予防するため、他の場所に祭りの場所を移すべきだと主張した。彼は「毎年私たちが望まないすべての事件、すべての凶器乱動が起きている」として「私は毎日警察官と話を交わしているが、彼らは自分が危険にさらされていることを知っているためそこにいたがらない」と話した。

 ノッティングヒルカーニバルは8月最後の日曜日と月曜日の2日間開かれるストリートフェスティバルで、1965年ノッティングヒル通りでアフリカ系カリブ移民たちが文化を知らせるために始まった祭りだ。華やかな衣装と音楽で毎年世界10大ストリートフェスティバルに挙げられるノッティングヒルカーニバルだが、毎年暴力犯罪と凶器暴動などで警察と摩擦を起こしてきた。ノッティングヒルカーニバルは新型コロナウイルス感染症の拡散でしばらく中断されたが、昨年から再び開催されている。
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