両社はEV用バッテリーに関連し、材料供給網の確保、バッテリー中間財の供給、次世代事業に関する協力などを進める。手始めに米国のインフレ抑制法(IRA)の基準を満たす材料の確保に向け、鉱山への投資や開発プロジェクトを共同推進する。ニッケル供給網の構築でも協力することとした。
今回の提携は、完成車メーカーがバッテリー材料メーカーと共に、EV用バッテリーの全工程に対応する供給網を構築するという点で意義がある。高麗亜鉛は年内に5063億ウォン(約560億円)を投じてウルサン(蔚山)市にある同社敷地内に「オールインワン・ニッケル製錬所」を建設する予定だ。年産能力は4万2600トン。硫酸ニッケルを生産する子会社、ケムコ(KEMCO)の年産規模2万2300トンまで合わせれば、同社の年産能力は約6万5000万トンとなる。
工場建設が計画通りに進めば、高麗亜鉛グループはことし世界2位、中国を除けば世界1位の硫酸ニッケルの生産能力を保持することになる。
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