国会本会議場(資料写真、国会写真記者団)=(聯合ニュース)
国会本会議場(資料写真、国会写真記者団)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で1日、第21代国会として最後、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権では2回目となる通常国会が開会する。本会議場で午後2時に開会式が行われ、12月9日まで100日間の会期がスタートする。来年4月に総選挙を控える中、与野党の激しい主導権争いが予想される。

 政府に対し政治、外交、統一、安全保障、社会、教育、経済と、国政全般について尋ねる対政府質疑は今月5日から8日まで進められる。

 国会で過半数を占める革新系最大野党「共に民主党」は18日、与党「国民の力」は20日にそれぞれ代表演説を行う。政府機関に対する国政監査は10月10~30日に実施予定。

 国民の力は年金、労働、教育の3大改革を中心に尹政権の国政課題の実現を下支えする構えだ。共に民主党をはじめとする野党は政府の失策を追及する。東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出、8月に韓国で開催されたボーイスカウト・ガールスカウトの祭典「世界スカウトジャンボリー」の混乱、水害による行方不明者の捜索に当たっていた海兵隊員の殉職事件、ソウルと郊外をつなぐ高速道路のルート変更を巡る疑惑、放送通信委員会のトップ(閣僚級)任命といった問題を巡り攻防が続きそうだ。

 政府が国会に提出した歳出総額656兆9000億ウォン(約72兆1000億円)の2024年度(1~12月)予算案でも与野党の神経戦が予想される。


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