支持者に手をあげてあいさつする「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表=(聯合ニュース)
支持者に手をあげてあいさつする「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は3日、政府や与党が多核種除去設備(ALPS)で処理した東京電力福島第1原発の汚染水の呼称を「汚染処理水」に変更する案を検討していることについて「汚染水を汚染水と呼べないよう創氏改名する奇怪な言葉」と批判した。創氏改名は、日本が植民地支配していた朝鮮の人々の姓名を日本風の名前に変えさせたこと。

 この日、汚染水の海洋放出に反対して国会付近で行っているハンガーストライキが4日目を迎えた李氏は「鹿を指さして馬と呼んだとしても汚染水の中の汚染物質や放射性物質がなくなるわけではない」と皮肉った。

 また李氏は日本の汚染水海洋放出は、海洋環境を守るため廃棄物などの海洋投棄を禁じるロンドン条約およびロンドン議定書に全面的に反していると指摘。同条約と議定書を批准している88カ国・地域の首脳や政府宛てに親書を送る計画を発表した。4日に送付予定の親書は、日本の国際法違反を正すための国際連帯を呼び掛ける内容だという。

 共に民主党は4日にソウルで汚染水の海洋放出中止を求める国際共同会議を開催する。会議には日米などの専門家が出席する。日本からはNPO法人「原子力資料情報室」の松久保肇事務局長が参加。李氏ら同党の国会議員も出席する。


Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40