尹美香議員の朝鮮総連行事参加、韓国統一省が過料検討

日本で開催された在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）主催の「関東大震災朝鮮人虐殺追悼式」に無所属のユン・ミヒャン（尹美香）国会議員が出席したことに対し、韓国統一省は行政罰として過料を科す方針を固めた。尹議員は事前に接触申告をせず、事後申告もしていないという。

　南北交流協力法では、朝鮮総連の構成員と接触する場合は、事前に接触申告および受理が必要であり、違反すれば未申告接触として過料を科す対象になる。ただ、同省では尹議員の場合、事後申告対象とは考えにくいとみているという。

　同省は「経緯書の提出を求め事実関係を最終確認し、その後に過料などの手続きが行われるだろう。政府は法と原則により、交流協力体系を確立するというのが基本的な考えであり、同事案もこのような立場で検討し処理する」と述べた。

　先立って韓国外務省も尹議員が行事に出席したことについて、「適切ではない」という立場を示している。

　外交省当局者は2日、「北朝鮮が核とミサイルの挑発をしている中で、朝鮮総連に関連した行事に参加したのは、適切ではないように見える。国会側からの通知では、（尹議員が出席した行事が）朝総連関連の行事だと明記されていなかった」と述べた。