金氏は火天大有資産管理の大株主で、城南市内の大庄洞地区で不正な土地取引や開発利権の売買を行ったとされる。検察は金氏が拘束されている間に新たな容疑を発見し、今月1日に横領や利害衝突防止法違反などで再び拘束令状を請求したが、裁判所はこれを却下した。
検察は、最近、金氏による「虚偽インタビュー」が発覚し、証拠隠滅の危険性が高いとして、追加拘束の必要性を強調した。しかし、裁判所は検察の主張を受け入れなかった。
金氏は昨年11月にも一度釈放されている。当時は特定経済犯罪加重処罰法上の背任などで起訴されていたが、拘束期限満了で出所した。その後、自傷行為で入院し、裁判への出廷を遅らせることもあった。今年2月に再逮捕された金氏は、現在ソウル中央地裁の別の裁判部で審理を受けている。
ソウル中央地検は裁判所の決定について、「多くの証拠隠滅がすでに行われ、今後また新たな証拠隠滅が起こりうることから、裁判所の決定は納得できない。今後、公訴の維持に支障がないよう万全を期し、重要事件の捜査で実体的な真実の解明に最善を尽くす」と述べた。
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