欧州、巨大プラットフォーム6社に規制···サムスンは除外

欧州連合（EU）は6日（現地時間）、来年から施行するデジタル市場法（DMA）に基づき、市場支配力を防止するために特別な規制を受ける「ゲートキーパー」企業として、米アルファベット、アマゾン、アップル、中国バイトダンス、米メタ（旧フェイスブック）、米マイクロソフトの6社を指定したと発表した。韓国サムスン電子は対象外となった。これらの企業が提供する社会関係網サービス（SNS）プラットフォームやAPPストア、運営体制（OS）など22の主要サービスが規制対象となる。

　DMAは、消費者と販売者の間で仲介役を果たす巨大プラットフォーム事業者に対し、市場支配力の乱用を防ぐための一連の義務を課す法案だ。EUは今年7月、売上高や利用者数などの定量的基準に基づき、規制対象となる可能性がある7社に自己申告を求めた。サムスン電子は申告したが、EUは「十分な根拠を提出した」として最終リストから除外した。

　ゲートキーパーに指定された企業は、自社サービスを通じて獲得した利用者の個人情報を事業に活用することが厳しく禁止され、必ず利用者の同意を得なければならない。グーグルやアップルの場合、これまで自社のアプリストアでのみ利用できていたアプリを相互にダウンロードできるよう開放する必要がある。

　該当企業は、この日から約6か月間DMAを遵守できるよう、一種の猶予期間が与えられ、来年3月から本格的に規制される。義務不履行時、年間売上額の最大10％の課徴金が課せられるという。反復的な違反が確認されると、課徴金が最大20％まで引き上げられる可能性もある。

　また、組織的な侵害とみなされる場合、執行委員会が該当企業に事業部門の一部を義務的に売却させるなど、より強力な制裁も可能だとEUは予告した。