韓国大統領室のキム・テヒョ(金泰孝)国家安保室第1次長はこの日、インドネシア・ジャカルタ現地のプレスセンターで「EASで首脳間の共同合意文がやっとのことで導き出された」と語った。昨年のEASでは、首脳間の異見により声明が出されなかった。
今回のEASでは「ウクライナ戦争」「南シナ海問題」「ミャンマー軍事クーデター」「北朝鮮の核・ミサイル問題」を中心に話し合いが行なわれた。
ただ、全文8項と本文32項により構成された今回のEAS共同声明には、域内最大の安保懸案である「ウクライナ戦争」は盛り込まれなかった。
このことについてキム次長は「ウクライナ戦争勃発の原因について各国の間に異論が生じ、この戦争への見方が明らかに行き違っていた」と説明した。
つづけて「ロシアによるウクライナ侵攻がこれまでの国際規範を正面から違反していることに関しては、各国の意見に大きな違いはなかった」とし「ただ、この問題に対しどのような立場をとり、またどのような時間計画により各自の役割を果たすのかについては違いがみられた」と付け加えた。
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