「ブランド中毒」の韓国…ブランドバッグが4年間で3.5倍「急増」
「ブランド中毒」の韓国…ブランドバッグが4年間で3.5倍「急増」
韓国の「ブランド愛」が過熱していることが調査でわかった。

韓国野党“共に民主党”のヤン・ギョンスク議員が関税庁から入手した資料によると、物品申告価格が200万ウォン(約22万円)を超える高価カバンの輸入額は、2018年の2211億ウォン(約244億4000万円)から昨年(2022年)は7918億ウォン(約882億1800万円)と、4年間で約3.5倍増加した。

関税庁は輸入申告の時「ブランドバッグ」を別の品目に分類しないため、個別消費税法上課税対象である「200万ウォンを超える高級カバン」をそのかわりに集計した。

「高級カバン」輸入額の前年対比増加率は2018年には17.1%であったが、2019年33.8%・2020年33.0%・2021年44.9%・2022年38.9%と上昇の流れが続いている。

年度別の輸入額は2019年が2958億ウォン(約326億9600万円)、2020年が3936億ウォン(約435億円)、2021年が5701億ウォン(約630億円)、2022年が7981億ウォンであった。

輸入件数も2018年の9716件から2019年の1万5436件、2020年の2万1349件、2021年の3万1569件、2022年の3万7831件と、4年間で289.4%増加している。

このような現象は新型コロナウイルス感染症により海外旅行などが制約された状況の中、抑圧された消費欲求や蓄積された消費余力などがブランド品の消費に向かった面があるとみられる。

また、これまでは富裕層の消費対象と思われていたブランド品が、MZ世代(ミレニアル世代とZ世代、1980~2000年代生まれ)や中産階級に拡散していることによるものだという見方もある。

一方ブランドバッグの消費は、エンデミック後も減少する兆しはみえていないのが現状である。

ことし1~7月の高級カバン輸入額は5727億ウォン(約633億円)で、昨年同期間の4511億ウォン(約498億6000万円)より27.0%増加している。

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