ユーチューバーらが暴力団の行事をライブ配信して組員らともみ合いになり、暴行される事件が起きた。

警察によると9日、スウォン(水原)中部警察署はユーチューバーのAさんなど2人を暴行した疑いでナンムンパ(南門派)に所属する組員2人を逮捕した。

Aさんなどユーチューバーたちは7日の午後8時ごろ、パルタル(八達)区の水原ワールドカップ競技場ウェディングホールでユーチューブのライブ配信を行った。このウェディングホールでは南門派の組長の義母の古希祝いが開かれていた。

ライブ配信の中で、Aさんは組員たちに向かって「お前らのボスは出て来ないのか。王子様のつもりか」と叫び、「チャンネル登録といいねをよろしく」と続けながら罵詈(ばり)雑言を並べた。

その後、スーツを着た男数人が近づいて来て、Aさんらともみ合いになった。通報を受けて出動した警察に対し、Aさんは顔や腰などに暴行を受けたと主張した。

また、Aさんらはライブ配信を再開し、組員らに向かって「組長に出て来いと伝えろ。この裏切り者ども」、「悪行(あくぎょう)を尽くして懲役刑を受けてせいぜい長生きしろ」などと叫んだ。撮影を中止せよという警察の引き止めにも「今4000人もの視聴者が見ている」としてこれに従わなかった。

Aさんらは過去にも、自分や周囲の知人たちと対立した暴力団組員から謝罪を受けようと行事の場を訪れ、乱暴を働いていたことが分かった。

先月からユーチューブに暴力団関連のコンテンツを公開しているAさんは、過去の動画で自身を前科者だと明らかにしている。Aさんは「性売買あっせんの罪で実刑判決を受け、控訴審で執行猶予になり釈放された」と言及している。

Aさんらを暴行したと自主的に申し出た組員2人は警察による取調べを受けている。警察は駐車場一帯の防犯カメラの映像ををもとに、正確な事件の経緯を調べている。
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