モロッコの死者2800人超…「ゴールデンタイム」72時間近づく
モロッコの死者2800人超…「ゴールデンタイム」72時間近づく
今月8日(現地時間)夜遅く発生した6.8の大地震で北アフリカのモロッコで死亡者が2800人を超えた。「ゴールデンタイム」と見なされる72時間が近づき、現場では生存者の捜索が行われている。しかし、道路が土砂崩れで途切れている上、老朽化した建物が多いため被害が大きく、生存者の捜索は困難な状況だ。

 外信によると、11日国営テレビは同日午後3時基準で、今回の大地震による死亡者が2862人、負傷者は2562人だと暫定集計したと報じた。前日午後4時基準で2122人から559人さらに増えた。

 震源が位置するアルハウズ州で最も多くの死者が出ている。死者の大半は土砂に埋まって死亡した。負傷者の中で重症患者の数が多いうえ、行方不明者の救助・捜索作業が続いており、死傷者はさらに増える見通しだ。

 一方、8日午後11時、モロッコ歴史都市マラケ市南西約72km地点であるアトラス山脈でM6.8の地震が起き、首都ラバト、カサブランクなど主要都市で建物が揺れたり壊れたりした。米地質調査局(USGS)によると、地震の震源地は北緯31.11度、西経8.44度だ。震源の深さは18.5kmで比較的浅いため、被害がさらに大きくなったとみられる。今回の地震は1960年にアガディール付近で発生し、少なくとも1万2000人が死亡したと推定される地震以来、最も大きな水準だ。
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