中国・広東省、逃げ出した「ワニ」捕獲作業進められる…洪水で約70匹脱走＝中国報道

中国・広東省茂名（もめい）市の養殖場からワニ70匹以上が逃げ出し、捕獲作業が進められている。これまでに36匹が捕獲された。

養殖場がある茂名市茂南（もなん）区では、9日～11日まで連続的に大雨となり、一部エリアで洪水が発生した。当該ワニ養殖場にも水が流れ込んだことで、養殖場の囲いの壁の一部が破損し、そこからワニが脱走したという。

養殖場の敷地内に大量の水が流れ込んだため、現在、排水ポンプ車8台を投入して排水作業が進められている。

関係者の話によると、洪水発生当時、この養殖場にはおとなのワニ69匹、こどものワニ2匹がいたという。現在のところ脱走したワニの何匹が養殖場の敷地内にいるのか、何匹が敷地の外にまで逃げ出したのか、分かっていない。

区当局は、「14日午前7時までに36匹のワニを捕獲した。これまでにワニによる被害は報告されていない」と明かした。「排水作業がまだ終わっていないので、敷地内にあと何匹のワニがいるのか正確に把握できていない」とした。

現在、警察や消防、専門家など、1000人近くの人員が24時間体制で周辺地域のパトロールを行っている。当局は養殖場周辺に近づかないよう呼びかけている。